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第13回 全日本学校ポスター甲子園受賞作品

常連校が軒並み入賞の結果です。過去に何度も上位入賞を果たしている市立函館高等学校が本年度のグランプリ、前回初参加の東京都立工芸高等学校が2年連続で準グランプリを受賞しました。今後この2校が当コンテストの双璧をなすかもしれません。
今回の応募総数は76作品です。応募作品の全体の傾向としては、作風は広範囲に及んだ印象でした。
初受賞となったのは佐賀県立有田工業高等学校と山形県立高畠高等学校です。
今回のコンテストで特筆すべきは、有田工業高校の2作品が審査員特別賞をW受賞したことです。作風が全く違うのですが2作品並べてみれば、なるほど同じ学校のポスターです。
入賞作品の共通点は、どれもポスターとしてのコンセプト(構想)が整っているところです。なんとなく作ってなんとなくできたのではなく、こういうものを作りたいからこうしようという作者の意図を具現化していく制作過程を大事にされているのではないでしょうか。
このコンテストが広告媒体に関心をもっていただく一つのきっかけになればと思います。

※ポスターの画像をクリックすると拡大表示されます。


グランプリ 市立函館高等学校

(受賞コメント)
今回はグランプリに選んでいただき本当にありがとうございます。このポスターは高校生だけではなく、すべての世代の人をターゲットにするため少し落ち着いたデザインにしました。特にキャッチコピーには力を入れました。とてもたくさんのアイディアを出し、その中から選ぶのは大変でしたが、その分良いものになったと感じています。この賞は私達4人の力だけではなく顧問の先生の手助けや周りの方々の協力があったからこそいただけた賞です。そのことを忘れずに、これからも様々な活動を頑張っていきたいです。<岩瀨小夜・長内絵美・鶴巻千秋・佐藤 宙(美術部2年)>
「おかえり。ぼくらの夏。」ということで、また学校祭ポスターの季節がやってきました。今年も生徒と一緒にいっぱい考え、いっぱい悩み、苦しみながらも楽しく作ることができました。新緑がきらきらと輝き、様々な人たちが交差する世界。まるで光に溶けていくような雰囲気を意識し美術館に飾られているようなデザインに仕立てました。シンプルなキャッチコピーもここに辿り着くまでに相当苦労しましたが、すっと心にしみるようなものになったかと思います。また生徒たちと素敵なポスターを作れるよう頑張ります。<佐々木龍(顧問)>

(審査員コメント)
上位入賞常連校の市立函館高等学校の作品が今年度のグランプリを受賞しました。グランプリ獲得を狙って獲りにきているので創作にかける熱量が感じられます。高校生らしいダイナミックさに、もの足りなさを感じるものの、ロケーション決めから撮影アングル、色調にいたるまで計算しつくされた作品です。同校のポスターはすでに完成の域に達しており「殿堂入り」とも言えます。違った切り口での作品も是非見せて欲しいです。
   

準グランプリ 東京都立工芸高等学校

(受賞コメント)
創立110周年をむかえた今年度の工芸祭は「大正ロマン 明治レトロ -110年前の時代-」をテーマに行いました。それに沿ったデザインという事で、明治レトロな雰囲気と華やかさが出るように工夫しました。

(審査員コメント)
昨年にひきつづき準グランプリ獲得、おめでとうございます。おそらくデジタル制作に一番手をかけているのがこの作品と思われます。実際にはB2サイズのポスターで、ディスプレイ表示だけでは分からないかもしれませんが様々なテクスチャを用い、使い分け、変化を持たせています。若い世代しかもちえない感性がより良く発揮されていて、申し分ない仕上がりです。

優秀賞 北海道檜山北高等学校

(受賞コメント)
このたびは優秀賞に選出していただき、本当にありがとうございます。テーマの「英姿颯爽 -change before you have to-」をもとにポスターのイメージを何日もかけて考えました。写真の撮影では、モデルの予定が合わなかったり、天気の都合などでなかなか写真を撮ることができず苦労をしました。ポスターに使用した写真を撮影した日は本当に良い天気で、モデルの皆の協力もあってこの1枚を撮影することができました。たくさんの人の協力と応援があって仕上がったポスターが優秀賞に選出され、大変嬉しく思っています。

(審査員コメント)
プロデュース力がもっとも素晴らしいとの評価でした。制作に当たっては、モデル、撮影、コピー、ロゴ、デザインといくつもの手順と段取りをクリアしている作品です。チームワークが素晴らしいのでしょうね。ポスター制作の王道をしっかり守って作り上げている姿勢が見受けられる作品です。

奨励賞 山形県立高畠高等学校

(受賞コメント)
以前より学校ではこのコンテストに応募していましたが、今回初めて入賞しました。しかも奨励賞をいただけてとても嬉しいです。学校祭のテーマである「百花繚乱」から、一人ひとりが咲き乱れるようなイメージへと膨らませて、髪をなびかせたり、文字をしなやかに見せられるようにつなげてみました。空をいかした構成にしたかったので、文字の配置に悩みました。試行錯誤を重ねた作品が結果につながって嬉しいです。<佐藤若奈(3年1組)>

(審査員コメント)
余白使いが効果的。このポスターはこの余白で作品の良さが決まったと言ってもよいでしょう。制作段階で偶発的なひらめきはあったかもしれませんが、はじめに構成を練ってから取り組んだものと思われます。涼やかさが感じられ目を惹く作品です。

奨励賞 東京学館浦安高等学校

(受賞コメント)
この度はこのような素晴らしい賞をいただけてとても嬉しく思います。今年は「Catch the moment -刻め青春の1ページ-」をテーマにフレッシュな感じのポスターを制作しました。生徒会を中心にたくさんの生徒が写真を撮り、撮影では楽しさが伝わるよう工夫ました。青春の1ページから生徒たちが飛び出すようにし、背景の絵は美術部がアンティークな模様を手描きし、時間を感じるようなデザインになりました。制作ではレイヤー数が多くとても大変でしたが、いいポスターが完成し、文化祭も盛り上がり良かったです。<制作:美術部>

(審査員コメント)
受賞常連校です。連続入賞おめでとうございます。明るく楽しくにぎやかな作品。写真点数はどのくらいになるのでしょう。どのパーツも遊び心があり、小さな切り抜き写真を集めたさまは、さながらおもちゃ箱のようです。労力を惜しまず、その時間を楽しんで制作されたのでしょう。ストーリー性も感じられ、広告媒体の効果が期待できます。

審査員特別賞 佐賀県立有田工業高等学校

ポスコン始まって以来の珍事です。入賞の選内外で2作品並ぶ順位となったのが同一校だったという偶発的結果がでました。それならいっそ2点とも入賞にしましょうという運びになり、応募いただいた2点が審査員特別賞になりました。まさに特別賞です。
学校ではポスターの校外掲示を意識して数年前からクオリティーアップに力を入れられているそうです。デザイン科生徒さんのスキルアップのため手描き基礎をしっかり学ぶなどの取り組みを経て今回の結果につながりました。

【体育祭ポスター】
(受賞コメント)
初の受賞ですごく嬉しいです。体育祭のテーマが「適(あっぱれ)」だったので、テーマのイメージから武将たちが競技をしている様子を描きました。甲冑の色を各クラスのカラーにしたり、兜に各学科名の頭文字を入れたりして、有田工業の体育祭らしさを出しました。最初から最後まで楽しみながら描けた作品です!<本田琴乃(デザイン科・2年)>

(審査員コメント)
コミカルさと独特の雰囲気が魅力で、個性・インパクトともに強く表現されたポスター。細部を考えた作りは見る人を楽しませてくれます。PCの簡便さに頼らず手書き作品を用いた点は注目。


【文化祭ポスター】
(受賞コメント)
今回、審査員特別賞をいただき、とても嬉しく思います。文化祭のテーマ「SUN」にあわせて楽しく元気な感じにしました。先行していた体育祭のポスターも意識し、それに続く雰囲気を持たせてみました。ポスターには有田工業高校にある4学科(セラミック、デザイン、電気、機械)をモチーフにして描き込んでいます。<瀬崎萌々花(デザイン科・3年)>

(審査員コメント)
メイン色の赤が華やかなのはもちろんですが定石外の色の組み合わせが意外にも効果的で、そのバランス感覚と感性は大変素晴らしいです。こちらも手書きを用いていて、その「緻密さ」と「丁寧」な筆づかいは目をみはるものがあります。

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